⼀般⼩児科|JR長尾駅・小児科|いのうえこどもクリニック

〒573-0163 大阪府枚方市長尾元町2丁目22-1
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一般小児科

Medical

⼀般⼩児科|JR長尾駅・小児科|いのうえこどもクリニック

一般小児科

お子様の健康に関する診療を全般的に行います。

発熱、咳、鼻水、耳痛、嘔吐、下痢などの症状を伴う感染症(急性上気道炎、急性気管支炎、急性肺炎、胃腸炎、中耳炎など)や目のかゆみ、鼻汁、くしゃみ、咳を伴うアレルギー疾患(喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症など)をはじめ、発疹、腹痛、頭痛、便秘症、夜尿症など様々なお子様の疾患に対応させて頂きます。

お子様が幼少であるほど、症状・経過が分かりにくく、不機嫌であるが原因がわからないこともあると思います。お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

ガイドラインに沿った標準的な治療を心がけるとともに、一人ひとりのお子様とご家族に合わせた診察・治療に努めてまいります。

より高度な医療・入院が必要と思われるお子様は、適切な医療機関にご紹介させて頂きます。

主な症状

  • 発熱
  • 咳・鼻汁
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 発疹
  • 目が赤い
  • 予防接種後の発熱

発熱

小児領域ではもっともよくみられる症状のひとつです。
発熱は感染症など様々な原因から、からだを守ろうとするからだの防御反応になりますので、解熱薬で一時的に熱が下がったとしても、根本的な解決にはなりません。
熱の高さと病気の重症度は比例するものではありません。高熱であってもお子様が機嫌よく過ごすことができている場合は、無投薬で経過を観察することも時に必要な場合もあります。
また、微熱が長く続き肺炎になる場合もあります。様子をみながら受診をお勧めします。
解熱薬(アセトアミノフェン)は38℃以上の発熱があり、お子様が辛そう、機嫌が悪い、寝つきが悪いようであれば内服または座薬を挿入すると楽になることが多いです。ただし、解熱薬(アセトアミノフェン)は平熱に下げる薬ではなく、個人差はありますが、少し熱を下げて、一休みする薬とお考えください。
全てのお子様は37.5℃以上の発熱がある場合、1日3回の熱の記録を付けることをお勧めします。
多くの場合は感冒に伴う発熱ですが、時に肺炎に進行したり、感染症ではない疾患が隠れている場合もありますので、発熱が継続する場合は受診されることをお勧めします。

嘔吐

嘔吐は様々な原因でおこりますが、主に胃腸炎でみられる症状です。
嘔吐したことで症状がすっきりしたり、吐いたあとも、少しずつ水分をとって、あまり苦しそうでなければ、ご自宅で様子をみることも可能と思われます。生後間もない乳児期の少量嘔吐は「溢乳」とよばれ、体重の増加が問題なく、顔が青くなるなどの嘔吐に伴う症状がなければ、経過観察することが多いですが、これらの症状が伴う場合、胃食道逆流症、食物蛋白誘発胃腸炎などの疾患を伴うこともあります。また、生後数か月から2歳ころまでの嘔吐では、嘔吐後数十分しても、ぐったりの状態が続く、繰り返し激しく泣く、血便などが見られるときは腸重積症のおそれがあります。腸が腸の中にどんどん入り込んでいってしまい、12時間以上経過すると腸が壊死して腹膜炎やショックを引き起こしたりすることもあります。学童期には嘔吐が初発症状の急性虫垂炎(いわゆる「盲腸」)の場合もあり、経過とともに右下腹部痛が強くなる場合は注意してください。

また、嘔吐のときは、脱水症状にも注意してください。
嘔吐直後は気持ちも悪いので数十分は休ませて、吐き気がおさまってきたら経口補水液などのイオン飲料、100%リンゴジュースなどを少量ずつ頻回に飲ませてあげてください。水、お茶を混ぜてもよいですが、糖分・塩分が含まれていないことに注意してください。基本的に吐き気がある場合には、固形物の摂取は避け、水分摂取に努めて頂き、徐々に増量したうえで十分に水分摂取が可能になってから固形物を摂取してください。
固形物の摂取できるようであれば、最初から消化に良いものを少量ずつ食べても問題ありません。
時に点滴が必要になる場合もありますので、上記の方法をとっても、症状が改善せず嘔吐を繰り返す場合、固形物をとることができない状態が継続する場合、強い腹痛、血便などの症状を伴う場合は受診されることをお勧めします。

下痢

こどもの病気の中でも風邪の次に多いのが下痢です。
感染性腸炎でみられますが、腸炎がおさまった後でも、下痢のみしばらく継続する場合もあります。また離乳期のお子様では食事内容の変化での下痢、学童期では過敏性腸症候群などでもみることがあります。
2週間以上続くこともあります。必要時には下痢止めを使うこともありますが、感染症では使用しないことが多いです。
嘔吐を伴わない一時的な下痢のみで脱水、栄養不足になることは少ないです。また、下痢のみであれば食事制限は必要ないと言われており、水分摂取量に注意して、いつも通りの食事をしてください。ミルクも薄める必要はありません。
受診の際には、回数、便の様子(色の様子、形があるのか無いのか、血便なのかなど)、便をする時の様子(腹痛があるのかなど)を観察してください。また、便(または排便後のおむつ)を写真撮影していだければ診療の参考にさせて頂きます。

腹痛

腹痛は胃腸炎などに伴う一時的で軽度なものから、緊急に対応が必要な虫垂炎、腸重積症などに伴う重篤なものまであります。また、便秘などのように長期間にわたり繰り返す腹痛もあります。
痛みの感じ方は個人差があり、一概に強い腹痛が重篤であるとは限りませんので、発熱、嘔吐、下痢などのほかの症状とあわせて総合的に診療する場合が多いです。
ただ、痛みがある状態は疾患が軽微なものであっても不快な状態であり、受診をお勧めします。

発疹

ほとんどの発疹に緊急性はなく、通常の受診で対応可能ですが、アレルギーに伴うアナフィラキシーの一症状である場合は救急対応をお考えください。
受診時には軽減・消失ことも多く、発疹を撮影して頂ければ、診療の参考にさせて頂きます。
新しく食べたものによる発疹や新しく始めた薬による発疹の場合は、それらの摂取を中止して食べ物の成分がわかる箱・袋、薬剤のわかるお薬手帳などを持参したうえで受診してください。
また発熱を伴う発疹は、水痘(水疱瘡)、風疹(三日はしか)、麻疹(はしか)などの空気疾患もあるため来院時には(あるいは来院前)受付スタッフにお声かけください。

咳・鼻汁

こどもの病気の中でも一番多いのが風邪です。
鼻や喉に感染がおこり炎症を起こします。
症状は、咳、鼻水、鼻づまり、軽度ののどの痛みや発熱などで、原因の9割以上がウイルスによるものです。ほとんどのウイルス性気道感染症では、10歳未満であれば2~5回/年ほど症状を繰り返し、2~3週間以内に症状が消失します。咳は肺の痰を出し、空気の通り道を開通させ、気道感染を予防する生体防御反応です。そのため、咳止めを使わずに経過をみる場合もあります。
中には肺炎に進行する場合や喘息発作である場合もありますので、熱や咳の様子を含めた症状の経過をしっかり観察することが重要です。

目が赤い

目が赤いだけであれば緊急性は低いことが多いです。
目ヤニが多い場合は温タオル、ガーゼなどでやさしく取り除いてあげましょう。
アデノウイルスによる流行性角結膜炎の場合、感染力が非常に強く保護者の方も手洗いをしっかり行い、洗顔タオルを別にするなどの対応が必要になります。
発熱を伴う場合、アレルギーに伴う症状が考えられる場合は当院を受診してください。

予防接種後の発熱

予防接種後に発熱したり、接種部位が腫れたり、赤くなることは珍しいことではありません。
発熱や関節を超える腫脹、ぐったりするなどあれば当院に相談ください。