便秘外来|JR長尾駅・小児科|いのうえこどもクリニック

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便秘外来

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便秘外来

こどもの便秘は、排便を我慢することから起こり、便がたまることで排便が苦痛になり、さらに排便を我慢し、さらに便がたまるという悪循環から成立することが多いです。
便秘になりやすい時期として、離乳食開始時期、トイレトレーニング開始時期、環境の変化する入園・入学と言われています。
便秘の症状は、「腹痛」、「排便時に泣く・不機嫌になる」、「便の表面に血が付着する」、「おしりを痛がる」、「トイレを怖がる」、「下着に便が付着する」、「しゃがんだりして我慢する」などさまざまです。これらの症状の原因が便秘であった場合、治療の第一歩は「大腸にたまった便をだしてしまう」ことです。浣腸や飲み薬でしっかりと便をだすことから治療は始まります。
こどもの便秘症と大人の便秘症の大きな違いは、「こどもは健康と美容について基本的に興味がない」ことであると思います。健康のために、美容のために頑張って排便するのではなく、痛いからトイレに行きたくない、楽しいことがあるからトイレに行くのを我慢するといったところが、こどもの便秘症の本質があるように思います。
そのため、治療の目標は「トイレで排便することは、すっきりして気持ちのよいことであるということを、こどもの頭と身体に覚えてもらうこと」だと思います。大人にくらべこどもの便秘の治療期間は長くなりやすいです。数か月、人によっては年単位の治療が必要になる場合もあります。つまり、根気強い治療が必要であるということです。また、早期に治療開始した場合には、治療効果が高いことも分かっており、お子様の症状に気が付かれたら、先延ばしにせず早めの受診をお勧めします。